国際協力募金 | 2007年11月4日 会計 森 伸二郎 |
京都クラブ60周年記念例会 | 2007年11月18日 副会長 岡西 博司 |
二つの環境問題 (前回からの続づき) | アジアエリアCS・環境主任 渡邉 公生 |
体温上昇を止めるために血管が弛緩し、汗をかいての体温調整が重要ということまで前回で説明しました。 私達の体の温度は、平均体温として36.5度あります。(最近では低体温の人が増えています。)からだの部位の温度はそれぞれ異なっています。例えば鼻の先や耳たぶは22度、肝臓は40度といった具合です。これらの温度はそれらが持っている機能が十分働ける温度ということ。つまり、1度でも温度が上下すればその機能の働きは不十分となり、その状態が長く続けば体調を崩すということにつながっていきます。部位の温度が体調維持のためには重要であれば、当然体全体の温度が上下することは健康面、ひいては命に関わるであろうと想像できます。 例えば、私達が風邪を引くなどして体温が37.5度とか38度になれば皆さんの身体はどのように変化しますか?会社を休むこともあるでしょうか?1度体温が上がるということは私達の身体に大変な負荷を与えることになります。だから運動によって体温が上昇したり、夏の炎天下外出することで体温が上昇する。一定以上の上昇を食い止めるための機能として汗をかく。ということですよね、だから真夏の部屋の温度をいくら下げても繰り返しからだが暑くなるのは避けられないということです。冷房費の無駄遣い、エネルギーの無駄遣い、二酸化炭素を無駄に排出するということなのです。 地球温暖化で海水温度が上昇すると言われ、現に温度が上昇しています。海水温が上昇すると南極の氷が解けて・・・。しかし、海水温度が上昇するということは南極の氷が解けるばかりではなく、海の生態系そのものが変わるってしまいます。 今年の酷暑が過ぎたころ、北極の氷の面積が極端に小さくなったとニュースで言っておりました。この状態をIPCC(気候変動に関する政府間パネル)は50年先の予想と同じ状態とも報告されていす。氷が溶けなくなることで、地球全体の海流に変化が生まれ、気候そのもの変動に大きくつながっていくことも報告されています。先に述べた海の生態系が変わることは、例えばサンゴ礁の死滅、サンゴ礁には海洋生物の約1/4が住処としています。その住処がなくなるということは、海の食物連鎖が途切れがちに成るということになります。最終には私達の食料となる海洋資源が激減し、私達の食料となるものが取れなくなって、私達人類の命に直接関係してくると言うことです。 私達が使用する襟暖房設備、その節約は私達地震の健康に好影響を及ぼすと同時に、無駄な二酸化炭素の排出を削減でき、結果として私達地震の命を私達の手で守るということにつながっていくということです。 二つの環境問題は別々のものではなく、一つのものなのです。 |
![]() |
![]() |