EMC交流会   上七軒歌舞練ビアガーデン 2006年7月15日
  三木 貴夫

  梅雨もまだあけきらず、北陸地方では大雨が降っているというのに、ここ京都では35℃を越す猛暑。そんな中、上七軒歌舞練場ビアガ−デンで小泉会長期の第一回EMC交流会が行われました。最近、飲酒運転の取り締まりの強化のため以前のように例会後にみんなで杯を酌み交わしワイズ談義に花を咲かせることも少なくなりました。新メンバ−を迎え、親睦を深める意味での交流会開催です。小泉会長はじめ10名の参加でした。開始直前の夕立でとっても涼しく、又ホテルのビアガ−デンと一味違う緑の庭園の中、かわいい芸子さんと語らいながらの時間も京都らしくてなかなかいいものです。
 お酒は適度な量だと、人と人の非常に良い潤滑油となります。2時間余りの短い時間ではありましたが、今クラブの抱える問題や、今期の方向性について本音で語り合えた貴重な時間でした。また新メンバーの村山ワイズもサバエワ−クに引き続きの参加で多くのメンバ−と打ち解けたことと思います。この交流会は当初はEMC/ブリテン委員会とドライバ−委員会の合同委員会のつもりでしたが、せっかくの機会なので多くのメンバ−と楽しもうということで企画しました。冒頭、第一回と書いたのは、今回参加されなかったメンバ−の方にも次の機会にはぜひ参加していただきたく、四季の移り変わりの時期にまた企画したいという考えからです。人によってクラブに対する価値観は違いますが、一人ひとりにとって楽しいクラブライフにしたいものです。


 西日本区地域奉仕研修会   ぱるる京都 2006年7月22日
  西堀 和之

 7月22日(土曜日)に西日本区地域奉仕事業研修会が「ぱるるプラザ京都」で開催された。地域奉仕事業に関する方針と説明は当該委員会に任せるとして、昨年度から始まった国際統一事業である『STOP HIV/AIDS』の講演について。演者は京都大学大学院医学研究科社会疫学分野の木原雅子助教授。演題は全国の中高生を対象とした性意識・性行動の調査結果をもとにした『エイズ流行から見た日本社会のひずみ』―若者の異変と今後の展望―。日本は世界中で一番HIV/AIDSの患者が増えている先進国であると聞いていたが、今回も日本の患者数の伸びが著しく特に若年層の性の健康が危機に瀕していると聞くと驚きも倍増。
 事例として、全国高校生1万人の意識調査によると2年生以上の性経験者の平均生涯パートナー数は男女とも3人。男女とも生涯経験数が1人という人は半数をきり、4人以上経験者が20%にも上る。中学生の場合、3年生の性経験者は6-7%に対し、高校生の性行為を容認する人は70%に達する。携帯電話の普及により携帯電話を持つ生徒が持たない生徒に比べ性意識は1.5-2倍、性経験率は3.5-6倍も高い。さらに、アメリカで実施された性的ネットワークという性に関する疾病追跡調査で1対1の男女が性行為を持ったとしても、当人たちが現在・過去に複数人と行為を持っていれば、それぞれの性行為による感染は1対1の関係に留まらず、ねずみ講的に連鎖を繰り返すと。講演は若年層の性意識・性行動の変容を単純に迫るのではなく、近年希薄となりつつある人間同士の有機的繋がりを家庭で社会で密にして、性に関する知識を科学的に教え広めることであると結ばれ、これが実践にWYSH (Well-being of Youth in Social Happiness)プロジェクトが中学高校で推進されているという。
 普段の活動が何らかの形でWYSHプロジェクトに貢献していることを切に祈る次第。


 京都部EMC交流会   モリタ屋 2006年7月29日
  渡邉 公生

 梅雨明けの声が聞こえる7月29日、京都肉の老舗「モリタ屋」にて大槻京都部部長、岸本EMC京都部事業主査のお声がけで柴田行政監事、井上温代EMC主任、新山次期京都部部長をお迎えして「キャッチ ザ 500」を合い言葉に京都部のEMC交流会が開催されました。出席者の数は予定の人数をオーバーし、40数名を数えました。昼間に降った梅雨の最後の雨があたりの気温を下げてくれ、川床の涼しさが増しそのおかげで熱く語られるワイズ談義をちょうどいいくらいの温度にしてくれました。
 我がプリンスクラブからは、小泉会長も、会後の交流を楽しみに2時間の行に入られました。出席されておられるメンバーとの名刺交換を積極的に行われた小泉会長は、これまでとは打って変わる交流を積極的にされておられ、EMC交流を自ら体験されておられました。
 今回の交流会を改めて考えてみますと、コミュニケーションを図る為に、ただお酒を飲むだけでは当然だめな事は理解していますが、人の交流の場、コミュニケーションの機会が少なければ少ないほど、互いを理解する事は難しい、結果として人間関係が希薄なり、クラブ内でのつながりを感じる事もできなくなります。
 奉仕の原点は人が集まりその交流の中から新たな力が涌き、それが奉仕活動の力となっていきます。事業の為の事業を消化するのではなく、人の心の形としての奉仕を事業とする事が奉仕する人にとって最も大切であり、奉仕者の成長こそが結果として形を変えて大きな社会貢献へとつながっていきます。そういた意味でこういう交流会の大切さを多くのメンバーにも伝え、生まれでた奉仕の力が新たな協力者を募る原動力となり、新しい力は交流の中で自らが奉仕者となる力を与えられていくでしょう。大槻部長のご配慮はまさに京都部500の大きな原動力になると感じます。
最後に改めて今回の企画に感謝いたします。