最近思うこと、気になること    小泉 洋

 「¥0.予想外割」という通話代、メール代が無料という、先月始まった携帯番号ポータビリティ制度において、ソフトバンクの新たなサービスの展開がトラブルを巻き起こしたのは皆さんの記憶に新しいところだと思います。  この「予想外」をキーワードに、それは予想が甘い、予想内だといわれるかもしれませんが、私が最近思う「予想外」の事をつづります。  まず最初に思うのは、ペットの犬の可愛さ。いつも満面の笑みで接しています。やすらぎを覚える場面はいくつもありますが、中でも帰宅した時の歓迎振りは半端じゃありません。  次に、生け捕りにしたイルカに後ろ足があったという先祖返りの突然変異の貴重な発見。生体でもあり世界的な財産です。  そして、高校の必修科目の履修不足。私の子供も補修があるそうです。いじめの問題も含めて、いったい学校に何が起こってるんだろうという感じです。  そして、ほんと「シンジラレナーイ」の日本ハム。日本一になりました。新庄効果だと思いますが変化・改革には、ほんと特異点というか、人とは違った個性が必要なんだと痛感します。  安藤美姫の復活V。これも、うれしい(?)予想外です。  それから、北朝鮮の核実験。核軍拡競争は、核保有国が核兵器の廃棄をしない限りエスカレートするとは思うが、あの北朝鮮がという思いです。核を抑止力と呼び、平和維持の手段だともいわれるが、人類の歴史は一面、戦争の繰り返しです。例外があると誰が保証出来ますか。  そして、先日のYMCAの国際協力街頭募金。声を絞り出す我々の前を素通りする人の多さ、無関心さに深い憂いを感じました。この現象の一因には、数あるチャリティや慈善基金の中には、 その集まった資金の使い道が明確に定まっていないままに活動が行なわれ、結局のところ本当に助けを必要としている人々のもとに届かないということも多々ある事が挙げられます。  ビル・ゲイツの「ビルアンドメリンダゲイツ財団」では、最大の関心事は寄付したという事実ではなくその資金の具体的な行き場であるとしています。社会にどのような方法での還元が効果的かを見極める必要性を、私達は考えるべきです。


 最近思うこと、気になる事    北野 功治

  毎日落ち着きなくバタバタとすごしている割には,仕事もはかどらずいったいどうなっているのかと悩ましい今日この頃です。いろいろ用事があって忙しいしと思って他の予定を避けていても,結局仕事のはかどる率も低く余計に時間を無駄にしている気がします。とはいうもののもちろん,私だけが忙しくしている訳ではなくて,プリンスクラブ会員の皆様の方が,もっとご多忙な毎日を過ごしておいでに違いありません。  ここで思い出したのが,わが私淑する文化庁長官河合隼雄先生(8月から10月中旬現在,入院されています。ご回復をお祈り致します)の著書にあった文章です。内容は(ちょっと勝手な解釈ですが)心にもエネルギーの考え方ができるが,心のエネルギーはいわゆるエネルギー保存の法則が成り立たないので,節約に努めた分だけ得をするものではなくて,むしろいろいろなことに挑戦することによって新しい心のエネルギーが沸いてくることがあるという趣旨でした。つまりは,やりたいことを我慢して仕事だけに集中しようとしてもかえって集中力が発揮できないことがある。思い切って好きなことなど,いろいろなことに取り組んだほうがよい場合がある。ということで,ちょっと都合よすぎる話でもあります。(・・・発揮できない。・・・取り組んだほうがよい。という断定ではない点が,みそかもしれませんね)  私は常日頃基本的にじゃまくさがりで,忙しいから何々はしないでおこうと過ごしてしまうことが多いのですが,最近は映画館に映画を見に行ったり,美術館や博物館に行く機会も極力増やすように心がけています。他には,男性向けの料理教室にも通ったりしています。もちろんプリンスクラブの活動にもです!と,自信を持っていえるようになれればよいのですが・・・