12月第一例会

       2005年12月7日
 利川 彰男

 12月の第一例会は同志社女子中高教諭でいらっしゃる北野功治先生をゲストスピーカーにお招きして「地球環境と身近な気象学」という題でお話をして頂いた。いつもなら気楽に夕食を食べてリラックスして話を聞くところが、緊張の連続の例会となった。初めて司会を担当したからである。しかも、松本ワイズメンズクラブの会長をはじめ大勢のゲストの方々がお越しになり例会場は普段の例会の倍くらいワイズメンが集まっていた。岡西ワイズや広井ワイズからのご指導を受けながら、ただ順序を読みあげるだけの司会となったが、それでも声を発する間合い、大きさ、目線、時間配分等々こんなにも大変なものかと痛感した。これがドライバーがドライバーたる所以なのかと、意味が合ってるかわからないが、妙に納得した例会となった。


「公的年金が危ない?」 原 憲夫  続「あなたにとってワイズとは」  森 伸二郎

 仕事柄、講演を依頼されますが、最近は「公的年金」に関する依頼が大変多い。 老後生活資金には不可欠な公的年金だが、将来、無事に受け取ることができるのだろうか? 紛れも無く、老後の暮らしを支える年金制度に対する国民の不安感が広がっています。 年金制度を巡るポイントは、現行制度の枠組が維持できるのか、抜本的に作り直す必要が あるのかという点です。 背景には、国民の年金離れがあります。 「少子高齢化の加速による年金財源不足や、雇用の流動化等で、いずれ制度が維持できなくなるのでは?」という不信感が根強いからです。 保険料を払う余力のないフリーターの増加や、年金未納問題や社会保険庁の無駄遣いも年金空洞化に繋がっています。 2004年に年金が改正され、例えば、国民年金の保険料は(現在\13,580-)毎年\280づつ アップし、2017年には約30%アップの\16,900-になります。 厚生年金も毎年0,354%づつアップし、受取額は双方ともに約15%減ります。 しかし、ゆとりある老後の生活費は、夫婦で月に38万円といわれています。 国民年金の場合、満額(40年加入)で月々の受取額は、二人合わせて約13万円です。 将来は約11万円になるでしょう。 ゆとりある生活をするためには、この不足分を自らの力で補う必要があるのです。 もう、年金が老後の生活を保障してくれるとは限らない時代なのですから・・・。
「自分たちにとってのハッピーリタイアとは・・・?」
「定年後の幸せな暮らし方はどういうものか・・・?」
老後の負け組みに入らないためにも、これらを明確にすることも重要なのです。

 ある西日本区理事は「ワイズは、心の集団だ」と言われました。私は正しくその通りだなぁと思っています。西日本区の多くのクラブは、ライオンズやロータリーに代表されるようなランチョンクラブの一面を持っています。しかし「ランチョンクラブだ」では片付けられない大切な何かがあると思います。
「あなたにとってワイズとは」の問いは、「あなたは何を期待してワイズに入会したのか」に繋がっているのでは。ランチョンクラブだから、異業種交流ができるから、友達ができるからと言った事もあるけれど、心の何処かにYMCAの4文字が引っかかり、その4文字に関わることで、自分が良き社会人で居られる事に期待したからではないでしょうか。
 YMCAもまた「心の集団」であることを大切にしながら社会への奉仕活動を展開しようとしている。そのYMCAのお手伝いをする事で、ワイズメンズクラブへの期待が実現され、ワイズメンであることに満足できる。
 私にとってクラブが何かをしてくれるのではなく、クラブの一員で居ようと努力することで、クラブの一員としてしなくてはならない事を果たそうとする事で、クラブは色々な事を私に与えてくれる。だから私は、ワイズメンで居続けたいと思っています。