委員長の独り言
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EMC事業委員長 高橋 宏和
  
 今期の標語は変化である。今期も残る所あとわずか、振り返りこの標語を考える、「何か変化は有ったのかどうか?」メンバーの負担を少しでも軽くしようと言うことで、維持会費のクラブ負担、事業の整理、月一例会の実施などこの不景気の折りやはり緊縮はやむを得ないのではないだろうか。またその分中身を濃くしてみようと言うことは大いに良いことだと思う。ただ物理的には縮小で負担は軽くなるのだけれどメンバーの心までが縮小してしまっているように思えるのは自分の思い過ごしなのかな?
 事業を減らし参加率の集中充実とは裏腹に、メンバー同士の顔を合わせる機会が少なくなりちょっと連帯感が希薄になったり、連絡事項の伝達が充分に行なえなくなったことは事実であると思う。逆にこの不景気の中仕事の方に集中できる時間がちょっと増えたことはうれしいともいえる。
 ただ各事業を運営して行く上で最も重要になることは、連帯感そして協力し合う気持ちであると思う。こういった奉仕クラブは各事業、各例会、メンバー一丸となってまとめ上げてゆかなくてはならないのではないのだろうか。協力する心、積極的に参加しようとする心、標語の変化で"変化するのはみんなの心"の方ではないのかな?そういう意味でちょっと沈滞しているのではないかと思う。
 よもやまやりたい事が無いとこのような現象になる。毎日を安易にすごし気が付けばとんでも無い所にいたりする。ビジョンという言葉が嫌いなら「やりたいこと」に置き換えてみんなの「やりたいこと」は何なのかを今一度考えなくてはいけないのではないのでしょうか?「EMC & やりたいこと」委員会からでした。
YMCAサービス事業委員長 西堀 和之
 
 我がプリンスクラブは1986年既存のクラブでは実現しえない夢と活動を実施するために親クラブから巣立ちをして早いもので17年経ちました。設立当初は夢実現のためには、『先ず良質なる社会人となり、良質な社会人としての親睦をいかに深めるか』をテーマに自己研鑽に努めキーメンバーの指導を受けながらチャーターメンバーは日毎夢実現のためには何が良質な社会人であるか、如何にすれば親睦が深められるかなどなど勉強をしてきましたしまた、させられました。例会後、委員会後また二次会の席でも話題はプリンスの行く末は、Ysdomとはと普段は口数の少ないメンバーもアルコールの力を借り口角泡を飛ばして討論をし、挙句は勢いあまって相手の胸倉を掴みあわやと思うぐらい夢を語り合ったことがありました。
 17年の間に多数のキーメンバーやチャーターメンバーが去り、残るメンバーも夢が実現したのかその後入会した新しいメンバーの勢いに飲み込まれたのか、何時しか口数も減り昔を懐かしみながらも世代の交代に異を唱える機会を逃しているように思えす。
 ところが新しいメンバーもいつの間にかクラブライフに安住の地を見つけたのか新たな世代の交代期を向かえ、振り返れば設立当時のメンバーと少なからず同じような状況となりつつあるようで、今期のクラブ標語『変化』にどのように対応したものか例会に委員会にまた二次会に出席はすれどクラブに対する夢を語ることもなく三面記事に出ている話題に終始しているように見受けられます。
 今は、1980年、1990年代とは異なり生活のスピードも早くなりすぎ一人一人の心にユトリがなくなり、己が生活のペースを守るのが精一杯。そのため利害のないクラブの活動にまで力を注ぐ暇とカネがなくなりつつあるのが実情かと思います。このような時だから、虹の彼方に置き忘すれたクラブ設立当時に描いた夢を再び描き続ける努力をしてみてはいかがでしょうか。
 継続は力なりという言葉があります。夢を継続して描くことは時として難しいこともありますが個々人が夫々の夢を常に描きながら良質な社会人になるために、親睦を深めるため自己研鑽に励むなら平均年齢の高齢化は避けられない事実としても何時までもクラブの名前に恥じないPrinceであり続けることができるものと確信します。