10月29日、横須賀での海上自衛隊の観艦式に防衛庁長官から招待を受け参加、護衛艦「ひえい」に乗船しました。観艦式の起源は、1347年、英仏戦争の時、英国王エドワード3世が自ら艦隊を率いて出撃する際に、その威容を観閲したことに始まるといわれています。日本では明治33年神戸沖で行われた大演習で最初に観艦式と言う言葉が使われました。海上自衛隊では、昭和32年から3年に一度開催されてきています。
朝9時横須賀港出港、16時30分入港、相模湾で参加艦艇48隻により、祝砲発射・対潜ロケット弾発射・ヘリコプター発艦・潜水艦の潜行・浮上・洋上補給・甲板散水・IRフレアー発射・ミサイル艇高速航行等のセレモニーが目の前で見ることができました。セレモニー終了後、安部内閣総理大臣の観閲官訓示が護衛艦「くらま」からありました。
乗船した護衛艦「ひえい」は、長さ153m、幅17.5m、排水量5,050トン、速力31ノットの性能、昭和49年に就役した第四護衛隊群の旗艦です。艦内編成は、艦長のもと副長・砲雷科・船務科・航海科・機関科・補給科・衛生科・飛行科の組織からなり船内が一つの完結した社会のようです。それぞれの部門が全体のバランスを保ちながら職務をスムーズに遂行していく組織運営の一つの典型を垣間見ました。船内も自由に見学でき、特に艦橋での、艦長を中心にした航行作業は素晴らしいものでした。艦橋からの見晴らしも最高でした。めったに参加できない、海上自衛隊3年に一回の一大イベントでした。
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