特集 西日本区地域奉仕事業主任より

ワイズメンズクラブ国際協会西日本区
地域奉仕事業主任 大谷 賢二


「アジアの人々とともに」

 皆様の日頃のワイズダムへのご奉仕に心より感謝申し上げます。新たな2006年を迎えましたが、この2月はCS・TOF・FFの強調月間となっています。CS(コミュニティ・サービス)は、奉仕団体としてのワイズの重要な柱です。部やクラブで地域に根ざした奉仕活動を行う事業を、区としてサポートする役割を果たします。今期はすでに8つの事業に対し1,324,000円の支援がなされました。それも皆さまからの献金があってできることです。今年のお年玉切手の当選番号は下2けた07・51です。各クラブで換金し、現金でのご送付をお願いします。理事ゴールは1人1,800円です。
TOF(タイム・オブ・ファスト)はワイズメンズクラブ国際協会の事業資金になります。今期から5年続けてストップHIV/AIDSプロジェクトのために使われます。エイズ患者は現在4000万人を越え、爆発的な勢いでアジアへと広がりつつあります。今や、年間300万人以上が死亡し、まさに人類の脅威となっています。そのエイズに全世界のワイズメンが一致して立ち向かい、継続事業として取り組むと決定したことは、一般市民にワイズの存在をアピールすることにも大いに役立つと思います。アジア・アフリカでは、その日の食事どころか戦争・紛争・疫病でいのちの危険にさらされている人は数知れません。世界の半数の人は栄養不足の状態です。一食を抜いてそれらの人々に心を寄せることにより、エイズ問題の解決に資する。素晴らしいではありませんか。理事ゴールは1人16USドル=1,800円です。
そしてFF(ファミリー・ファスト)は西日本区として独自に、アジアや日本で厳しい情況下にある子供たちのために活用できる資金です。前年度は阪神大震災10年ということもあり、震災遺児施設などへの支援がなされました。今期の私の主題は「アジアの人々とともに」です。カンボジアやタイなどで子供たちのために尽くしている組織の支援も行いたいと思っております。また国内のFF支援先の推薦は3月末が締め切りとなっています。FFの理事ゴールは1家族1,000円となっています。
これら献金の締め切りは、3月末までとなっており、表彰の対象になりますので宜しくお願いします。
 皆さまのワイズメンとしての誇りある行動により多くの人々への奉仕が可能となります。と同時にそのことがワイズメンズクラブへの理解を広げ、EMCにもつながることと存じます。さあ、2月、ともに働きましょう!


続「あなたにとってワイズとは?」

森 伸二郎

 あるクラブのメンバーが、かなりの高齢になられ例会への出席もままならなくなり、退会届を出されました。その時、そのクラブの会長は「ワイズメンのままで終わらせてあげたい」と、例会費も免除、例会出席も免除され、退会届を受理されませんでした。 以前にもブリテンに書いたかも知れませんが、この事を聞いた時、私は「ワイズメンであることがそれほど価値のあることなんだ」と気づきました。
 ワイズメンズクラブ国際協会国際憲法第2条第1項(綱領)に「ワイズメンズクラブ国際協会は、イエス・キリストの教えに基づき、相互理解と敬愛の思いに結ばれて、あらゆる信仰の人々が共に働く、世界的友好団体であり、YMCAに対する忠誠心を共にしつつ、活発な奉仕活動を通じて、リーダーシップを開発、助長、供給して、全人類の為よりよき世界を築くべく尽力するものである。」とある。
 ワイズメンであるということは、この綱領を自分の信条として実践しようと努力しなければならないのである。だから「ワイズメンのままで終わらせてあげたい」という思いも尊く思えるのであろう。
 綱領に詠われている相互理解と敬愛の思いに結ばれているからこそ、初対面であってもワイズメンというだけで、心を許して話し会え、2度目に会ったときは、古き友人のような思いで再会ができる、だから私はワイズメンでいたいと切望する。