2003.9
KARASUMA IMADEGAWA SAGARU
KAMIGYOKU. KYOTO. JAPAN
TEL(075)432-3191 〒602
Bulletin 2003.9発行
第18巻3号通巻207号
"TO ACKNOWLEDGE THE DUTY THAT ACCOMPANIES EVERY RIGHT"
 ク ラ ブ 標 語
 国 際 標 語
 アジア区標語
 西日本区標語
 京 都 部 標 語
 『変化から発展へ』  
 "Be Agents of Change"  「変革の担い手となろう」
 "New thinking, New action!"  「新たな思考で、新たな行動を!」
 「未来に架ける橋」
 「ワイズの森を大樹の森に」

はっきり言っておく。一粒の麦は、地に落ちて死ななければ、一粒のままである。
だが、死ねば、多くの実を結ぶ。自分の命を愛する者は、それを失う。
ヨハネによる福音書 12章24〜25節

<強調月間>  Menette

[いっしょに老いる」



  副会長   小泉  洋
 私たちが人間関係の中で時間を生きるというのは、自分だけの、かけがえのない現在と、他人と共有している現在とを、上手にすり合わせて行くことなのです。相手によっては、このすり合わせがどうしてもうまく行かない人があります。そんな人と時間を過ごさなくてはならないとき、「間が持てなく」なって、ひどく気疲れすることとなる。私たちの多くは、厳しい競争をする企業社会に身をおいています。ですから社会貢献活動においては、このすり合わせがうまく行きずらい場面が多い企業社会より地域社会の方が、うまく行く場合が多いのです。
 アメリカの企業では、日本より一歩進んだ活動を展開しています。企業のボランティア活動が活発で、83%の企業が従業員ボランティア活動プログラムを実施し、従業員がチームをつくり地域ボランティアに出かけるとのことです。彼らの企業ボランティア活動は、日本の内部向け福利厚生、忘年会から慰安旅行や、運動会などのレクリエーション活動、慶弔支援などの社内互助に相当するということです。同じチームワークづくりでも、アメリカ企業は地域に打って出るのです。ボランティア活動を組織する中で従業員の組織能力が育ち、地域での企業イメージも高まります。何より、地域生活の改善を行う活動で、企業存立のインフラ整備にもつながります。従業員ボランティア活動は、企業目的に合致するかなり合理的な活動なのです。ある哲学者が、人と人との親密な出会いのことを「いっしょに老いる」と表現しています。老いるといっても十分でも一時間でも、あるいは一瞬でもいい、その二人がある時間をいっしょに生きれば、いっしょに老いることになります。 たとえば相撲の仕切り。二人のタイミングが合わないと、いつまでも立てない。古来の日本語では、このタイミングのことを「間」とか「呼吸」とかと呼んできました。私たちは、空気を呼吸しているだけではなく、相手と出会いながら、その人といっしょに生きている時間を互いに呼吸し合っています。「気」は「機」に通じるというのは、そのためであって、気は空気の気、機は「物事の起こるはずみ」のこと、つまりタイミングのことです。
 自分の時間と、他人と共有していっしょに老いている時間とを、人と人との出会いとを、すり合わせて生きるというのは、人間関係の中で大切な事なのでしょう。

例会出席
8月第1例会
8月第2例会
在籍者数
出席率
前回出席修正
26名
20名
31名
83.9%
BFポイント
切手

累計
現金
累計
0pt

0pt

ニコニコ
8月第1例会
8月第2例会


累 計
11.000円
0円


22.000円
ファンド
累 計 9538円



13.612円
会 長
副会長

書 記

会 計

谷川 聡
廣井武司

小泉 洋
森伸二郎毛利隆志

上野晃平
森伸二郎