京都YMCA100周年フェスタ    23st.Nov. 2003 
高原 憲夫
 赤や黄色の枯葉が舞い、そろそろ炬燵が恋しくなった11月23日に「京都YMCA100周年フェスタ」が「福祉と国際」をコンセプトに、「共に生きよう、ひとつの地球」をテーマにして、みやこメッセ3Fにおいて開催されました。
100周年を迎えるにあたり、今までの100周年の実績とこれからの100周年を京都YMCAがどのように活動していこうとしているかを広く市民に紹介していくことを狙いとし、このフェスタにおいて京都YMCAの全ての会員がその力を結集し、その準備や打ち合わせの過程や展開の中で新たな会員の結束力・新たな関係を樹立し、エネルギッシュに新しい一歩を踏み出そうとする「新生京都YMCA」の思いが込められた意義ある行事に各クラブは「ワールドフードコーナー」や「ブースコーナー」等で100周年をお祝いしようと・・・嬉しい汗を流しました。10時開始と共に、会場内に設けた舞台では、テーマに添った各国の音楽や踊り等が終了時間まで続き、来場者からは大きな拍手が続きました。当クラブは谷川会長の「ジュースもついて、ホットドッグが200円だよ〜。」と威勢のいい呼び込みを筆頭に、歴代会長の渡邉・藤原・三村ワイズの気転の効いたウインナーの焼き加減と実に渋い参謀的・職人的なオーブントースター使用方によるホットドッグのこんがり感、そして岡西ワイズのちょっと目の大きな今は亡きチャールズ・ブロンソンを彷彿するようなヘンガロンハットとブルージーンズ姿のウエスタンスタイル販売と掛け声等々・・・見事なチームワークで売れる、売れる、売れる・・・・。もう、最初の心配は嘘のよう・・・・全クラブ中で完売が1番目。
 谷川会長の「売りきれました。ごめんなさい!」と嬉しそうに、そして申し訳なさそうな来場者への言葉は、私には実に響きのよい音符のようでしたよ。先輩ワイズの活躍に感謝・感謝!当クラブ恒例の「うどん」に、「ホットドッグ」という新メニューがもう1つ定着する予感がします。「バラの切花」販売は、前日の夕刻に杉浦ワイズと梱包から丁寧に取り出したにも拘わらず、会場が暖かくて思いの外、花が膨らんでしまうという大波乱・・・。急遽、1本50円に値下げしての販売開始となる。
売れるかどうか・・・気になり幾度となく「ブースコーナー」へ足を運ぶが、杉浦・渡邉・毛利・原各メネット等の頑張りで600本全てを完売!もう感謝・感謝! 感謝以外の言葉がありません!広井ワイズは受付で一人寂しく奮闘してくださいました。杉浦ワイズは2日続けて軽いフットワークで、黙々と会場内の清掃と整理に汗を流してくださいました。ボランティアスタッフとして撤去作業や清掃に参加いただいた小泉・井尻ワイズ、そして当日の行事に参加くださったメンバーに感謝・感謝!今回ほどメンバーの皆様から「愛と信頼」を教えていただいたことはないように思えてなりません。クラブとしても、何とか期待には応えることが出来たのではないかと思っております。


                   
ワイズ歴13年 森 伸二郎
 私が入会したのは、バブルが弾ける直前、プリンスクラブが誕生して4年目の終り、メンバー数は45人ぐらいで、平均年齢は30代半ばでした。 あれから13年、メンバー数は31人、平均年齢は確実に10歳増え、日本経済はまだ不況から脱し切れていない。 入会直後で右も左も分からず、全てが新鮮だったことを差し引いても、あの頃のプリンスクラブには前向きな気迫を感じることができていました。 しかしここ数年、気迫も無く、ただただスケジュールを卒なくこなしているだけ。 原因は、「余裕の無さ」にあるのだと思う。 長引く不況から来る「精神的な余裕の無さ」、もう一つは、メンバー数の減少による「人事的な余裕の無さ」である。 2つの委員会を1つにして、1つの委員会の構成人数を確保しても、活動の質的な面は補うことができず、無難な委員会活動になりがちである。 結局は、実質的に委員会数を減らすしかなだろう。 区や部で定める委員会を全て設置する必要は無いと私は考える。 それぞれのクラブは、一点豪華主義でどれか一つの活動を重点的にやったとしても、京都には16クラブあるのだから、京都のワイズメンズクラブとしては16もの事業を展開できるはずである。 京都のワイズメン約400人が、1つのワイズメンズクラブとして活動できるようなインフラを京都部で作っていただけたらなぁと、入会から13年目にして思っています。